毎日の暮らしの中では、家族や仕事のことを優先して、自分のことは後回しになっていることがあります。それが当たり前になっていると、「自分はどうしたいのだろう」と考えることさえ、少なくなっているのかもしれません。
これまでの経験を、今の自分から見つめてみる
人生には、思い通りにならなかったことがあります。
人間関係や仕事、家族のこと。
「あのとき、違う選択をしていたら」と振り返ることもあるかもしれません。
私自身も、これまでの出来事を思い返して、後悔したり、自分の対応を考え直したりすることがあります。
けれど、そのときにはそのときの状況があり、その中で考え、迷いながら選んできたことでもあります。
今振り返れば、違う選択肢が見えることもあるかもしれません。
それでも、当時の自分には見えていなかったことや、できなかったこともあったのだと思います。
時間が経ってから振り返ると、当時とは少し違って見えることもあります。
「あの頃は余裕がなかったな」
「本当はつらかったのかもしれない」
そんなふうに気づくだけでも、自分の過去との付き合い方が少し変わることがあります。
周りを大切にしながら、自分のことも忘れない
家族や仕事など、自分以外の誰かを大切にして暮らしていると、自分のことは後回しになりがちです。
特に、誰かを支えることが日常になると、自分が疲れていることにも気づきにくくなることがあります。
けれど、周りを大切にすることと、自分を大切にすることは、どちらか一つを選ぶものではないように思います。
疲れている日は少し休む。
気が進まないことから少し距離を置く。
一人で抱えるのが難しいときには、誰かに話してみる。
自分のことは、意識していないとつい後回しになってしまいます。
ときどき「最近、少し疲れているかな」「無理をしていないかな」と、自分にも目を向けてみる。
それだけでも、普段は見過ごしていた自分の気持ちに気づくことがあります。
心地よいものは、人それぞれ
世の中には、「こうすれば気持ちが楽になる」「こう生きると幸せになれる」という考え方がたくさんあります。
誰かの言葉に助けられることもあれば、自分にはあまりしっくりこないこともあります。
どんなに良さそうな方法でも、自分に合わないことまで無理に取り入れなくてもいいのだと思います。
年齢を重ねるにつれて、自分が心地よいと思うものや、大切にしたいものが以前とは変わることもあります。
以前は気にならなかったことが気になったり、反対に、以前ほどこだわらなくなったことがあったり。
そうした変化も含めて、その時々の自分に合うものを探していけばいいのではないでしょうか。
自分を大切にすることは、大きなことではなくて
「自分を大切にする」と聞くと、何か特別なことをするように感じることがあります。
でも実際には、もっと日常の小さなところにあるのかもしれません。
疲れたときに休むこと。
好きなものを食べること。
一人で静かに過ごすこと。
会いたい人に会うこと。
ときには、何もしないこと。
自分が何を心地よいと感じているのかは、自分にしか分からない部分があります。
だからこそ、ときどき自分の気持ちにも目を向けてみる。
それくらいでいいのではないかと思います。
これまで家族や仕事のことを考えながら過ごしてきた時間も、自分の人生の一部です。
振り返ってみると、うれしかったことだけでなく、迷ったことや思うようにいかなかったこともあります。
そうした時間も含めて、今の自分につながっているのだと思います。
そして、これからの時間をどう過ごしたいのかも、少しずつ考えていくことができます。
「私は今、どうしたいのかな」
たまにそんなことを自分に聞いてみる。
すぐに答えが出なくても、その時間そのものが、自分を大切にすることにつながっているのかもしれません。
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