介護の仕事が教えてくれたこと

仕事を辞めることが決まりました。

来月末で、今の施設を退職します。

長く続けてきた仕事を離れると決めた今、

どこかほっとする気持ちと、

少し不思議な静けさのようなものを感じています。

振り返ってみると、

介護の現場で過ごした時間は、

私にいろいろなことを教えてくれました。

目次

介護の現場にいると「人生」を考える

介護の仕事は、

人の人生の終盤に立ち会う仕事です。

日々の生活の支援、

ご家族の思い、

そして看取りの場面。

そこには、

本や理想の中にあるような、

穏やかで優しい時間ばかりがあるわけではありません。

自分の意思だけでは思うように生きられなくなることもあります。

歳を重ねるということの現実を、

目の前で知ることもありました。

正直に言えば、

胸が苦しくなるような場面も少なくありません。

それでも、

利用者様のふとした表情や人柄に触れたり、

ご家族の言葉を聞いたとき、

人の温かさを感じる瞬間があります。

長い人生の中で積み重ねてきたものは、

たとえ言葉にならなくても、

どこかに残っているのだと思うことがあります。

介護の現場は、

人の人生について、

深く考えさせてくれる場所でした。

退職を決めた理由

今回、仕事を離れることを決めたのは、

家族の事情もありました。

長女の体調のこと、

そして次女の出産。

家族の時間を大切にしたいという思いがありました。

職場ではそのことを理解していただき、

あたたかく送り出していただけることに

感謝しています。

そしてもう一つ、

自分の体を守ることも大切だと感じました。

介護の仕事は、

やりがいがある一方で、

身体的にも精神的にも負担の大きい仕事です。

これから先の人生を考えたとき、

少し立ち止まって、

自分の体や心を整える時間を持ちたいと思いました。

今、目の前にいる人たちとの時間

退職が決まった今、

利用者様と向き合う時間を、

以前より大切に感じるようになりました。

この施設で日々を過ごしている利用者様。

そして、これからも現場を支えていく同僚たち。

介護の仕事は、

決して楽な仕事ではありません。

それでも、

多くの人が日々利用者様の生活を支えています。

そうした人たちの姿を見ていると、

この仕事は誰かの思いや責任感によって

続いているのだと感じます。

だからこそ今は、

目の前の利用者様との時間を

できるだけ丁寧に過ごしたいと思っています。

何気ない会話や、

ふとした笑顔。

そんな小さな時間が、

とても大切に感じられるようになりました。

これからの時間

退職後は、少し生活が変わります。

大学の勉強を続けながら、

これからの働き方についても

ゆっくり考えていきたいと思っています。

ケアマネジャーの勉強も、

やってみようかなと思っています。

そして最近、

整体やヨガを教えてくださる先生と出会いました。

身体を整えること、

心を整えること。

それもまた、

人が穏やかに生きていくために

大切なことなのだと感じています。

介護の仕事を通して学んだことを、

これからの人生の中でも

生かしていけたらと思っています。

介護の仕事は、

決して楽な仕事ではありません。

それでも、

この仕事を通して見てきたもの、

感じてきたことは、

これからの人生の中でも

きっと大切なものになると思います。


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