家族と介護の知識– category –
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感情失禁とは?涙を止められないあの瞬間に寄り添うために
「また泣いてしまって…」 「さっきは笑ってたのに、急に怒り出して…」 在宅介護をしていると、こんな場面に何度も出会うかもしれません。 認知症の母親が急に涙を流したり、笑ったかと思えば怒り出したり…。そんな感情の揺れに、どう対応すればいいのか、... -
最期の時間に、そばにいられてよかった
ある夜勤の日、ターミナルケアを受けていた利用者様との時間が、私の中で大きな意味を持ちました。 その方はとても小柄で、どこかお人形のように可愛らしい印象の女性でした。 しばらく前から、もう口から食べることができなくなり、食事や水分の摂取を拒... -
「もう限界」と感じたときに読む記事――介護を一人で抱え込まないために
介護の現場には、「限界」という言葉が決して遠いものではありません。 特に、認知症のご家族を一人で介護していると、毎日の生活がまるで綱渡りのように感じることもあるでしょう。 今、この記事を読んでくださっているあなたも、 「もう無理かもしれない... -
“家に帰りたい”と繰り返す認知症の母に、どう寄り添えばいい?──私の経験からあなたへ
義母の「家に帰る」に戸惑った日々 義母が認知症を患っていたころ、施設からの通院のたびに、夫が外出に付き添っていました。病院では穏やかに過ごせても、施設に戻ると必ずと言っていいほど、車から降りようとしないのです。 「私はここには戻らない」「... -
認知症になっても、私たちは“人”としてそこにいる ── 揺れる心と向き合う日々
認知症の方と日々向き合う中で、「どう関わればいいのか」と悩む瞬間はありませんか? 私自身、義母や職場での認知症の方との関わりを通してその難しさと深さに何度も直面しました。 短期記憶は失われても、思いやりや気遣いといった「人としての土台」は... -
義母の被害妄想と向き合った日々|認知症介護の体験から学んだ接し方
「認知症の家族に、どう接していいかわからない…」 「突然、被害妄想のようなことを言われて、傷ついてしまった…」 そんな経験に心を痛めている方も多いのではないでしょうか。 私自身、家族で義母の被害妄想に悩み、何年もの間、義母との関係が途絶えてし... -
両親とのかけがえのない時間 ~実家で過ごす穏やかなひととき~
実家で感じる「今」を大切に 昨夜から、久しぶりに実家へ行ってきました。 私の父は78歳、母は77歳。年齢を重ね、「体力の衰えは感じる」と言いながらも、二人とも大きな病気もなく、健康に気をつけながら過ごしています。 私の家から実家までは、車で1時... -
介護現場の現実と、優しさのスイッチ
介護の仕事をしていると、「もう限界かも」と感じる瞬間に出会うことがあります。 今回は、私が夜勤明けの早朝に経験した出来事から、介護現場の現実、そして利用者様と介護者、それぞれの感情と尊厳について考えてみたいと思います。 介護現場での夜勤明... -
高齢者に多い低体温症の危険性と予防策
高齢者を介護していると、特に冬場には低体温症が深刻な問題となります。高齢者は体温調節機能が低下しやすく、寒さを強く感じる方が多いのが特徴です。実際にご家族や介護の現場でも、寒がりの高齢者を目にする機会が多いのではないでしょうか。 さらに、... -
認知症による被害妄想:私たち家族の経験と対応方法
1. 被害妄想との出会い 義母は今考えると、60代の早い頃から被害妄想の症状が見られていました。しかし、当時の私たちはそれが認知症の症状であるとは全く考えておらず、単なる性格の変化やストレスの影響だと思っていました。 それまでは、夫の実家へ家族...
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