「最近、人の名前が出てこない」「買い物の途中で何を買うんだっけ?」
そんな瞬間、誰にでもあります。
でも、それは“衰え”ではなく、人の脳の自然なしくみなんです。
今回紹介する「記憶力チェックゲーム」は、その仕組みを楽しく体験できる小さな実験。
数字を覚えるだけのシンプルな内容ですが、遊びながら「今の自分の集中力」を知ることができます。
人はなぜ7つ前後しか覚えられないの?
心理学では「マジカルナンバー7±2(プラスマイナス2)」と呼ばれる法則があります。
1950年代にアメリカの心理学者ジョージ・ミラーが発表したもので、
「人が一度に覚えられるのはおよそ7個前後」という意味です。
電話番号が7桁前後なのもそのため。
8桁、9桁になると、脳が追いつかなくなる――それが“人の標準的な限界”なんです。
でも、それは悪いことではありません。
忘れることも、脳が整理しながら働いている証拠。
私たちは限られた記憶の中で、必要な情報を上手に選び取って生きています。
年齢や体調によっても変わる記憶の波
研究によると、短期記憶の容量は年齢や体調によって変化します。
20〜30代で平均6〜7個、40〜50代では5〜6個、60代以降では4〜5個ほどが目安。
(Cowan, 2001/Park et al., 2002より)
また、睡眠不足やストレス、気分の波によっても結果は日ごとに変わります。
「昨日は7桁できたのに、今日は5桁で止まった」――それはとても自然なこと。
その差こそが、“今の自分の状態”を映す鏡なのです。
記憶力チェックゲームで、自分を知る時間を
ここからが本番です。
下のゲームでは、数字が1つずつ表示されます。
覚えて、同じ順番で入力するだけ。
3桁から始まり、正解するたびに1桁ずつ増えていきます。
7桁を超えられたら、あなたの集中力がしっかり働いているサインです。
記憶力チェックゲーム(7±2チャレンジ)
数字が1つずつ表示されます。全部覚えて、同じ順番で入力してください。
どこまで行けるか挑戦!😃
パソコンで挑戦する方は半角数字で入力してね!
7桁クリア!🎉
すごい集中力です😃✨✨
人の短期記憶は「7個前後」が限界と言われます。あなたはその壁に届きました。ここから先はかなりハイレベルです。
9桁クリア!🎉
本日の最高レベル達成!
これは本当にすごいことです。集中力・記憶の持続・メンタルの安定、全部がそろった証拠です。胸を張っていいラインです。
ゲームを終えたら、深呼吸を
7桁を超えたら本当にすごいこと。
でも、できなくても大丈夫です。
人の記憶は一定ではなく、休息や気分によって変わります。
大切なのは結果ではなく、「今の自分を知ること」。
このゲームは、がんばりを試すものではなく、
がんばってきた自分をねぎらうための時間でもあります。
ほんの数分、自分と向き合えたあなたに――お疲れさま。
今日もよく頑張りましたね🌿
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