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広島旅行記:平和を考える3日間

先日、両親と夫と一緒に2泊3日で広島へ旅行に行ってきました。行く前から、「原爆資料館や宮島に行って、おいしい牡蠣や穴子めしを食べたいね」と楽しみにしていたのですが、実際に訪れてみると想像以上に学びの深い旅となりました。


1日目:原爆資料館で感じた心の重さ

まずは平和記念公園へ足を運び、「原爆資料館」をじっくり見学しました。展示を一つ一つ見ていくと、想像を超える悲惨さや被爆当時の様子が、写真や遺品を通して迫ってきます。

実際に見て知ることの重さに、なんとも言えない心の疲労感がありました。けれども、こうした歴史を直視し、学ぶことが平和を守る第一歩なのだと実感しました。

宿泊先は、広島Gセブンサミットの会場となったホテルでした。世界のリーダーたちが、まさにこの場所で平和や世界情勢について話し合ったのだと思うと、不思議な感覚と同時に、改めて「平和を考える」というテーマの重みを感じずにはいられませんでした。


2日目:宮島での絶品グルメと広島城見学

2日目は朝からホテル裏から乗船できる高速船で宮島へ向かいました。やはり宮島と言えば牡蠣と穴子めし。まずは有名な「牡蠣屋」で大粒プリプリの牡蠣を思う存分味わい、その後、フェリーで再び瀬戸内海を渡り穴子めし弁当の老舗「うえの」でもお弁当を頂きました。プリプリの牡蠣、香ばしい穴子、どちらも本当に最高で、「広島に来てよかった!」と心から思える瞬間でした。

夕方には広島市内へ戻り、「広島城」を見学。残念ながら受付の時間に間に合わず、天守閣へは登れなかったのですが敷地内を散策しました。歴史あるお城と周辺の近代的な街並みのコントラストに、また一つ新鮮な発見がありました。


3日目:ボランティアガイドさんと平和記念公園めぐり

最終日は再び平和記念公園へ。ボランティアガイドさんをお願いし、改めて公園内を案内していただきました。ガイドをしてくださったのは82歳の男性。実は私の両親よりも年上だったのですが、とにかくお元気で「何もしないより、遥かに良いことをしていると思ってガイドを続けている。82歳なかなか忙しいんじゃ」と笑いながらジョークを交えたり、ご自身でファイリングした資料を見せてくれたりと、明るく楽しい雰囲気の中にも、広島の歴史を深く語ってくださいました。

お話が始まるととても熱心で、予定の時間もすっかり忘れてしまうほど。説明し足りない様子に、私たちは帰りの時間があることを申し訳なく思いつつ、途中でお声をかけて切り上げさせてもらいました。けれども、丁寧な説明の中でリアルな当時の状況をうかがい知ることができ、自分たちだけでは決して得られなかった深い学びがありました。


まとめ:平和を考えるきっかけとして

3日間を通して、広島には「学び」と「美味しい食」と「人のあたたかさ」がたくさん詰まっているのだと感じました。

原爆資料館で感じた心の重さは、今の平和に甘んじることなく、しっかりと歴史を受け止め、伝えていかなければならないという思いにつながりました。牡蠣や穴子めしの美味しさは、そんな重いテーマの合間に、心をホッと和ませてくれる大切な時間になりました。

そして、ガイドさんのようにボランティアで語り継ぐ人たちがいるからこそ、広島の歴史や平和への願いはこれからも続いていくのだと実感しました。

両親の笑顔もたくさん見ることができ、とても良い思い出になったこの広島旅行。皆さんも機会があればぜひ足を運んでみてください。歴史だけでなく、食や文化、現地の方の温かさに触れることで、きっと忘れられない経験になるはずです。

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