健康寿命と平均寿命の差とは?50代から始める“介護予防”の習慣

こんにちは。「家族介護&健康サポート」へようこそ。

皆さんは「健康寿命」という言葉を耳にしたことがありますか?

日本は世界有数の長寿国ですが、実は「寿命=元気な時間」ではないんです。

この記事では、健康寿命と平均寿命の差をわかりやすく解説し、50代のうちから健康寿命を延ばすためにできることを紹介します。

これからの人生をより元気に、そして自分らしく過ごしたい方は、ぜひ最後までお読みください。


目次

健康寿命と平均寿命の違いとは?

まずは基礎知識から。

• 平均寿命:亡くなるまでの年齢の平均

• 健康寿命:介護や支援を受けることなく、自立して生活できる期間のこと

【2023年の平均寿命】

• 男性:81.09歳

• 女性:87.14歳

(出典:厚生労働省

【2019年の健康寿命】

• 男性:72.68歳

• 女性:75.38歳

(出典:クロス・マーケティング社

つまり、男性は約8年半、女性は約12年弱ものあいだ、何らかの不調や介助を必要とする期間があるということです。


健康寿命を延ばすための7つの習慣

では、どうすればその「差」を縮められるのでしょうか?

50代のうちに取り入れておきたい生活習慣を紹介します。


① 定期的な運動を続ける

週150分以上の有酸素運動が推奨されています。

例)毎日30分のウォーキング+週2回の軽い筋トレ

運動は筋力の維持や転倒・認知症の予防にもつながります。

(出典:ONE DOCTOR


② 食生活の見直し

• 野菜・果物・魚をしっかり

• 食べすぎ・脂質・塩分のとりすぎに注意

• よく噛んでゆっくり食べる

青魚やナッツ類など抗炎症作用のある食品もおすすめです。


③ タバコとお酒に気をつける

• 喫煙は動脈硬化、がん、認知症のリスクを高めます

• 飲酒は適量を守る。毎日だらだら飲まない

禁煙はどの年代でも遅くありません。今からでも間に合います。


④ 良質な睡眠を確保する

50代から睡眠の質が下がる人も増えてきます。

• 寝室の温度・光・音を見直す

• 寝る直前のスマホは控える

• 起床・就寝の時間を一定にする

7〜8時間の睡眠を意識しましょう。


⑤ ストレスを溜めすぎない

仕事、家庭、介護…。50代は多くのプレッシャーを抱える年代です。

ストレスを感じたら「一人で我慢せず」、趣味や運動で発散することも大切。


⑥ 社会とのつながりを持つ

「仕事以外のつながりがあまりない」と感じていませんか?

内閣府の調査によると、単身世帯の高齢男性ほど孤独感を感じやすい傾向があるとのこと。

(出典:内閣府 孤独・孤立対策

地域のイベント、趣味の集まり、ボランティアなどに参加して、人との関わりを持つことは、心身の健康を守るカギになります。


⑦ 定期的な健康診断を受ける

50代は生活習慣病が現れやすくなる時期。

年に1回の健康診断を必ず受け、体の変化に早く気づきましょう。


まとめ:未来の自分を守るのは「今の自分」

50代は、「まだ若いつもり」でいるけれど、体は確実に変化しています。

親の介護を経験している方ならなおさら、「将来、自分もああなるのか…」と感じたことがあるかもしれません。

でも大丈夫。健康寿命は、毎日のちょっとした習慣の積み重ねで延ばすことができるんです。

これからも自分の足で歩き、自分の意思で暮らしていくために、

今こそ、未来への備えを始めましょう。

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